声楽

 115話:シリーズ ドイツリートその1  

謹賀新年音楽エッセイを始めて2年を迎えました。お付き合い頂いている皆様本当にありがとうございます。これからの流れとしては、今まで通り演奏会のプログラム作品が中心になりますが、また今年はドイツリートを少しでも多くご紹介できたらと考えておりま…

101話:「ドイツ・リート誕生日」となった作品

98話、99話とベートーベンの作品が続きました。癇癪持ちと言われたベートーベン、交流のあった音楽家ハイドンとは喧嘩別れをしてしまったという話が残っていますが、弟子であったツェルニーをはじめ、シューベルトもほんの少しですがベートーベンとの関…

97話:モーツアルト晩年の最高傑作

前回のマタイ受難曲に関連したお話で、今日はモーツアルトの逸話を一つご紹介します。モーツアルトは(1756−1791)オーストリア、ザルツブルグ出身、大バッハの息子クリスチィアン・バッハに小さい頃出会ったエピソードもあるのですが、今日は別のお…

96話:奇跡的な復活上演

早いものでもう3月を迎えました。やがて春分の日も訪れます。この時期ヨーロッパではイースターというお祭りがあるのもご存知の事でしょう。十字架にかけられたキリストが亡くなり、3日目に復活したとされる最も重要、記念すべき日。春分の日の後、最初の満…

95話:蝋燭もなく月光のもとで

ヘンデルの作品に続き今日は同年に活躍したバッハの作品からのご紹介です。 バッハ◇カンタータ第196番「主は我らを心にとめたもう」ドイツの人たちの暮らしの中で秋になると近隣の大小の教会でバッハのカンタータの演奏が行われているそうです。どこの教会…

ハイネの格言、あなたは何を思う

新年お喜び申し上げます。今年も音楽エッセイ、どうぞ宜しくお願い致します。私からのお年始の一枚はこちら。 カウルバッハ◇少女とうさぎ Herman Kaulbach ヘルマン・カウルバッハ(1846−1909)は19世紀の後半に子供の生活をテーマにした油絵画家…

82話:麻薬と言われた魅惑の歌劇

◇70話までのエッセイはこちらをご覧下さい◇ http://plaza.rakuten.co.jp/kumikopiano/diaryall〜〜〜 〜〜〜 〜〜〜 〜〜〜 〜〜〜 〜〜〜 〜〜〜 〜〜〜 ワーグナー◇オペラ「トリスタンとイゾルデ」 前回ご紹介したリヒャルト・シュトラウスはワーグナー…